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安曇野ワークキャンプレポート@津村班

 2009-11-16
こんにちは。ワークキャンプスタッフのまぁ坊です。
津村班の報告レポートをアップします。


安曇野ワークキャンプ
2009年9月21日(月) フィールドワーク@津村農園
文責:田中誠弘(まぁ坊)

【作業内容】

 午前:鶏の解体
 午後:小豆の収穫と稲架掛け(はざがけ)


初日のパネルディスカッションで受け入れ先農家の方々の暮らし方、生き方に触れ、ワークキャンプ2日目を迎えました。

2日目は実体験を通して普段何気なく食べている食べ物の背景を知る作業体験です。

津村班では鶏の解体と小豆、米の収穫作業を行いました。

津村さんの紹介については紹介文を以前記述したので是非そちらを参照してください(→コチラ

しかしながら折角なので、ここでも簡潔に紹介させて頂きますね。


津村さんは安曇野にきて6年目の農業者で冬は蔵人の半農半蔵人です。

20歳から農業を始め20代は主に養鶏を生業とし、青年海外協力隊でザンビアに2年滞在した後、安曇野で本格的に農業者として働き始めました。

現在、育てている作物はお米、加工用トマト、小麦、大豆、エゴマで、全て無農薬で育てています。

また、農法としては有機農が基本で部分的に自然農を行っていらっしゃいます。

出来る限り自然に負荷をかけずに身の回りのもので、生きる、暮らす、そんな津村さんは農業を「生活、暮らしそのもの」として捉えていらっしゃいます。

*****

尚、今回の作業体験は生き物の生死を扱う解体作業であるため、報告に先立ち予め趣旨および受け入れ先農家である津村さんの想いを記述させて頂きます。

このワークキャンプは食べ物の背景を知り、農的生活をされている方々の暮らし方・生き方に触れることで、自分たちの暮らし方、生き方について考えることを趣旨としています。

したがって普段、私たちが食している肉についても、その背景を学ぶことは大切であり、知ることで犠牲となる生き物への感謝と、「いただいている」事を改めて認識できるのでは、と考え津村さんに依頼する形で企画しました。

津村さんも「肉を食すということは、どういうことか考えて欲しい」という想いからこの企画に携わっています。

ザンビアに赴任された津村さんは、その日常で、肉は現地民にとって御馳走であり、貴重な栄養源であり、目を輝かすものだとという光景を目の当たりにされています。

また、養鶏の餌となっているトウモロコシは主に輸入に依存しており、私たちは他国の土地を疲弊させて大量の鶏を育てています。

私たちが普段食べている肉の背景にはこういった事情があったりするのですね。

しかしながら、「それでは肉を食べなければよいのか」というのではなく津村さん自身は、至るプロセスと捉え方を大事にすれば、食肉は否定されるべきものでもないという考え方をされており、実際、津村さんはお米を育てるのにアイガモを飼い(アイガモは稲の苗は食べずに田んぼの害虫を食べてくれます)、お米を収穫した後のアイガモは食肉として頂いているそうです。

アイガモは野に放っても生きていくことが出来ないという理由があるため最後は感謝して頂いていらっしゃるそうですが、「お肉を食べる」という行為でも、スーパーでお金で買って食べるのと、暮らしの循環の一部として、育てて、絞めて、頂くという生き物の「生」と「死」が実生活の中に含まれている食べ方では、やはり、生き方・暮らし方が、(過度に消費的ではないし、生産しているものがあるので)違うのではないかと個人的には思います。

津村さん自身も、お肉は買ってまで食べるものではなく「あれば頂くもの」であり、同じ食肉でも、過度な消費はよくないと考えていらっしゃるのだと感じました。前述の通り、津村さんは養鶏をやられていましたが、そういった想いもありやめられたそうです。

少々長文となりましたが、上記したスタッフ・受け入れ先農家の「食の背景を考え生き方・暮らし方を考える」という趣旨があり当企画および報告があるということを読み取って頂ければ幸いです。


簡潔ではありましたが紹介を以上として、ワークキャンプの報告を続けます。

*****

前日のパネルディスカッションではたっぷり受け入れ農家の方々の想いに触れました。

そして実生活の作業体験を楽しみに迎えた2日目の朝食後、車で津村さんのご自宅に伺い、午前中は鶏の解体作業を行いました。

今回、鶏の解体作業を行うにあたり、竹内さんのご厚意により卵を産まなくなった鶏を8羽譲って頂きました。

竹内さん、本当にありがとうございました。

尚、解体後の鶏肉は2日目夕食の食材として使われました。



さぁ、それでは津村班参加者全員、人生初の解体作業です。

鶏の解体は、屠殺(とさつ)→湯漬け→脱毛→精肉という流れに沿って行いますが、最初は津村さんのお手本を見て脱毛まで二人一組で行いました。

まずは屠殺です。中指と一指し指の間に羽をはさみフリーになった親指で首を抑えます。

写真1(津村班)


そして気管と食道を傷つけずに頸動脈を切ります。

写真2(津村班)


食道切らないのは内容物が出てこないようにするためで、気管を切らないのは血が肺に入ってしまうのを防ぐためです。

包丁を持った手で足を持ち、逆さにして血を抜きますが、最後にビクッと動くのでそこで手を離さないように注意です。

写真3(津村班)



「鶏は接し方ひとつで暴れたりするので鶏をなるべく苦しめないように心がける」ことが大切なようです。


次に羽をむしる前の下処理として70℃のお湯で40秒つけます。(湯漬けの時間はメスの場合。オスは体温が違うので浸ける時間が違います)

こうすることで毛穴を広げ羽をむしりやすくし、温めた内に手早くむいていきます。

写真4(津村班)


このとき、毛の生えている向きとは逆に沿うように撫でるようにむしるとよくむけます。

大きい羽根から抜いていき…むいた後はもう見慣れた鶏肉の姿になっています。

写真5(津村班)


フンや土がついているので足の爪もむき、残った細長い毛はバーナーで焼き切ります。


ここまで、全て手作業にて行ってきましたが、現在は機械化されていて1日何千羽も処理する工場では、頸動脈はチェーンで逆さにつるされてカッターで首ごと切られ、毛も機械で取られます。

毛を機械でどうやって取るかというと、ゴムの突起がついている大きな洗濯機みたいなもので周りから水をかけ、どんがらどんがら回ることで脱毛する仕組みとなっているみたいです。


さて、参加者全員の屠殺が終わり、大体の鶏が裸になったところで、いよいよ精肉へと進みます。精肉はもも肉、胸肉(含む手羽肉)と、もも肉の骨外し、そして内臓処理と進んでいきます。

ここで出刃包丁(商売道具)もって寿美さんが登場。

写真6(津村班)


調理師学校の先生をやられている寿美さん愛用の出刃包丁で津村さんに見本をおこなって頂きました。

まずはもも肉の処理から行います。


肉は切らないように股の皮を切ります。切れ目を入れる感じです。

写真7(津村班)


開いて割って…。関節を出すように関節を支点にして更に背中側に開きます。

写真8(津村班)


ちなみに黄色くなっているのは脂肪分で津村さんはここから油をとっています。

関節が出たら周りを筋を切って、ちょっとずつ胴体と離していくと…もも肉になります!

ポイントは骨に沿って包丁を滑らすところ。(魚をおろした経験がある参加者が言うには魚の解体とポイントは一緒みたいです)


写真がなくて申し訳ないのですが背中側にも肉があって、(「めがね」と呼ばれる部分らしいのですが)ここがもも肉についてこないともったいないので漏らさず切りましょう。


さっそく、ここまでみんなで実際にやってみましたが、「キレイに解体するのが難しい!」という声があちこちであがりました。

あらかた作業し終わったところで、次に胸肉と胴体を切り離す見本です。

ちなみに胸肉には手羽肉(更に部位によって手羽先、手羽中、手羽元と呼ばれます)がくっついていますが、今回はとりあえず一緒に胸肉として取ってしまい、手羽はあとで切り離します。


さて胸肉の解体ですが、ポイントは鎖骨と肩甲骨が繋がっている関節です。

人間と同じように、鶏にも鎖骨と肩甲骨があり、それらが繋がっている関節を包丁の根元で割って、肩甲骨、鎖骨それぞれ沿うように包丁を入れていき、関節の周りの腱を切ったら肉を手でベリベリベリとはがします。

この時、胸肉がついているのは鎖骨・肩甲骨より外側(手羽側)なので内側(首と肩の間)に包丁を入れると骨が残るので注意です。

写真9(津村班)


この点に注意して鎖骨と肩甲骨と関節の接点の胸肉側に包丁を入れると…無事に胸肉と手羽が取れました。

すると、見慣れたササミ(内胸筋)が出てきます。反対側と合わせるとササミは二つ取れるのですね。

写真10(津村班)


津村さん曰く、「骨の構造さえ把握して関節の位置を覚えておけばそれに沿って包丁をいれていくだけで肉は取れる。」そうです。

と言っている傍から「どこに沿っていっているか分からないです…」という声が…。やはり簡単にはなかなかいかないようです。


次は、もも肉の骨外しをします。

人間と同じ、すねの部分に細い骨と太い骨が2本(癒着してほぼ1本の場合もある)あり、(刃先がよく切れる包丁で)くの字の内側に骨に沿って関節まで入れて、開いていきます。

写真11(津村班)


そのあと、脂肪の下にある(真ん中らへん)関節を割って、骨を二つに分離します。

写真12(津村班)


分離した写真左側の骨の関節周りの腱を切って、骨を抑えて周りの肉をちょっと削ぐような感じで骨を取り出します。

写真13(津村班)


そして分離したもう片方の骨ですが、すねの下の関節割って

写真14(津村班)


反転させて出た先端の周りの腱を切って取り出します。

写真15(津村班)


ここで「包丁の骨の近くをさわるときは根元をつかってください。」と津村さんからアドバイスがありました。力を使うときは太い部分が安定していて作業がしやすいのですね。


説明が終わり各自の作業に移りましたが、ここで遅れて作業していた一羽の胸肉の解体で血が出てきてしまいました。

放血に失敗すると精肉の時に残った血が出てしまうようです…。



さて、精肉の作業はとりあえず以上となり、次はいよいよ内臓処理ですが、内臓を取れるようにするために、前段階として胸を開く(カッパと呼ばれる部位を取りのぞく)作業をします。

作業は写真のように左手で首をもって、肩甲骨と胴体を切り離します。

写真16(津村班)


胴体もって鎖骨を持って引き離す。

取れた部位が専門用語でカッパと呼ぶそうです。

これで内臓が見え、処理ができます。

写真17(津村班)


首は包丁でバッサリ切り落とします。


内臓処理ですが、まずは心臓を取り、次に肝臓(レバー)です。「これは生で食べれますよ」と津村さんが水で洗ってぺロり。試しに僕も頂きましたが、新鮮でとても美味しかったです。

さて肝臓の下に見える緑色の器官は胆のうです。これはつぶすと苦いので慎重に取り除きます。

その下に脾臓(血液を作る機関)があり、胃袋、砂肝、心臓の奥の背中側に肺…と順次取り除いていきます。

写真18(津村班)



ちなみに皆さんは砂肝が何故砂肝と呼ばれるのをご存知でしょうか?

これは実際に砂肝を割ってみると分かるのですが、中に砂が入っているんですね。

鶏は歯がないため、自分で砂を飲み込むことで食物を中ですりつぶしています。だから砂肝と呼ばれるそうです。

砂が入っているので食べる前は必ず割って洗いましょう。


さて内臓処理の続きですが、消化管(腸)が出てきて…、卵巣、輸卵管…と取り除いていきます。

するとここで、「あっ!!!」という驚きの声があがりました。

なんと卵が出てきました。「手品みたい!!」と誰かが言いましたが、本当にゴロンといきなり出てきました。

今日生まれる予定だったようです。まだ産卵できる力があったんですね。

一度お湯で茹でたので、ゆでたまご…になるのでしょうか。。

「これで親子丼が作れるなぁ…」と誰かがぼやきました。相当みなさんお腹がすいていたようですが、あともう少しです。


卵の他にも黄色の小さい玉がいくつか見られます。

写真19(津村班)


これは黄身です。卵の赤ちゃんですね。呼び名は「玉ひも」金柑に似ていることから「キンカン」とも呼びます。

鶏の内臓卵で近い将来卵になるものです。

もちろん食べれます。ちなみに輸卵管も食べれるそうです。

尚、内臓の処理では消化管(腸)を傷つかないように気をつけて下さい。

津村さん曰く理由は「細菌の塊だから」だそうです。

特に排泄物が出てきたら要注意。触ってしまったらすぐに手を洗って肉や器官に触らないように…。

消化管の中身をきれいにするために本当は1日絶食させると良いみたいです。


これで全ての解体が終わりました。

後は夕食用にもも肉の部分を細かく刻みます。

写真20(津村班)


刻んでいる途中参加者の一人が「手にあまり臭みがない」と言っていましたが、解体作業を終えて確かに嫌な臭いは思ったりよりしてませんでした。


一度内臓の解体処理を見た後は津村さんの指導を受けながら各々の解体作業に入ります。

解体中によく聞いたのが、「身体の仕組みが本当によくわかる。」といった声。

それだけ今まで「お肉」として食べていたという事でしょうか。

途中から見学に訪れた片桐さん(松本市で高校教師をされていました)が仰るには「昔はどこの家庭でも自分でやっていた。」そうです。

骨も簡単に捨てることはしなかったようで、片桐さん曰く「小さい骨もかまぼこみたいにして食べたんだよね。金づちで叩いて細かくしてうどん粉でたまを作って煮て食べたんだ。ガラとして味も出てとても美味しい。」そうです。

なるほど…鶏を丸々一羽解体したことがないとなかなか気づけない事ですね…。

その片桐さんが津村さんに「鶏はどこが一番おいしい?」と伺うと、津村さん「首肉(せせり)」と答えました。機会があればぜひ食べてみたいですね。

作業も後半になってくると先に終わった人が後の人の作業を手伝ったりアドバイスをしたり。とてもいい雰囲気になってきました。

その横で達人・津村先生、竹内さん用の鶏解体をはじめましたが、教わったもも肉からの解体ではなく…

お尻から手をつっこんで手さぐりで内臓を探して取り出し始めました。。

すごい…マンガに出てくる外科手術みたいです…。

写真がなくて残念ですが、外から見ると参加者が解体する前の姿と全く変わりません。精肉店で売られている鶏の丸姿はこうやって解体しているのかもしれませんね。


さて、全員の解体作業が終わったので、待ちに待ったお昼御飯の時間がやってきました!

寿美さん特製のアイガモの肉と野菜を煮込んだカレーと、解体したての鶏の刺身、内臓の煮付です。

写真21(津村班)


材料は津村農園でとれた野菜たち、しそ、青トマト、ズッキーニ、人参、16ささげ、大豆、タカキビ

砂肝、ささみ、胸肉、レバー、心臓(はつ)を醤油で。内臓は輸卵管とたまひもをしょうがと醤油で煮たものになります。

あとは津村家の美味しい水。津村さんの家の水道水は小倉の湧水を引いています。

鶏の刺身って衛生面で大丈夫??と心配になった方もいらっしゃいましたが、津村さん曰く、解体直後は無菌状態でさばいた肉に菌はまずいないそうです。

ただし常温で6時間位だとさしみでは危なくなるというのと、消化管を傷つけたのがついたり、ついたのを手で触ったりするのが駄目らしいです。

ここからはしばし食事タイム。

ですが、先ほどから「これは何?」「あれは何?」と興味深々なみんな。

なかには「このトマトみたいなのなんですか?」と聞く人も。

「それはトマトです(笑)」と寿美さん。

新鮮な体験をしすぎて皆さんの感覚が若干マヒしてしまってますね(笑)

さてトマト話ついでに津村農園のトマトについて少し触れます。

津村農園は加工用トマトと育てており、加工用トマトと塩だけで作った無農薬トマトジュースも出荷しています。

トマトジュースは地球宿や穂高駅前のレンタサイクル屋「ひつじ屋」で買うことができます。

今年のトマトの収量は2t。例年10R(30m×30m)で4t位とるらしいが7月に雨が多くて病気が発生して今年は半分の収量だったそうです。

食事の席でも津村農園のトマトジュースを頂きました。とっても美味しかったです。

添加物が多い昨今の製品にあってトマトと塩というシンプルな素材は消費者も安心して購入が出来ますね。


そして話はトマトから油の話へ。

先ほど、鶏の解体の途中で見えた黄色の塊。あれが油です。皮からも油がとれます。

熱してこして、冷蔵庫にてビンで保存すると1年は普通にもつみたいです。

消費期限は匂いで判断。揚げ物をするとよくわかるそうです。匂いも色もいやな感じになってきたら捨て頃です。

津村さんは油の自給にこだわっていて、「エゴマは地球を救う」とまでおっしゃっています。

食糧自給と言うと米、野菜がメインとなってきますが、油もできるんですね。

60年以上前の戦中、戦後に農協では搾油機があってみんなナタネ、エゴマの油をしぼっていたそうです(乾燥した実の重さから30%程度取れる)

さて、それではエゴマがなぜいいのでしょうか?

まず、サルとかシカが食べないので普及によいのが理由としてあげられます。小倉の休耕地が増えている(40町位の休耕地がある)原因のひとつにサルの被害があり、エゴマの栽培は休耕地を起こして農家の収入になる効果が

あります。また、必須脂肪酸であるアルファリノレン酸を多く含み、コーン油やベニバナ油等が含むリノール酸(過剰摂取でアトピーやアレルギーになる事も)の必須脂肪酸に比べてアトピー性疾患の改善に効果が高いようです。

さらに日本は油を95%以上を輸入しており主な輸入元はカナダやアメリカとなっています。他の国の土地から取るのではなく育てられるのであれば自分たちの土地で育てて収穫した方がよいですよね。

「休耕地を起こして自給率を上げて、収入になり、かつ健康に良い」と、なるほど地球を救うという触れ込みもあなどれません。


*****


さぁお腹が膨れたところで、午後は堀金にある田んぼの稲架掛け(はざがけ)と、小倉にある小豆の収穫で2つの班に分かれて作業をします。

僕は小豆の収穫から参加したので、まずは小豆収穫のレポートから。

2反ほどある小豆と大豆の畑で、大小の黒小豆を収穫していきます。今回収穫するのは鞘ごと枯れていて茶色になっている小豆で取れるだけ頑張って収穫します。

写真22(津村班)


しかし…これが…終わらない…。。

振り返ってはいけないと分かりつつも、「もう結構進んだだろう」と思って振り返ってしまい、案外進んでいない。

この大変な作業、津村さんが酒蔵に入る冬の時期には寿美さん一人でやります。春先までかかるときもあったようです。

「大変な作業だけど、育ってくれたことに感謝しながら収穫してます」と笑顔の寿美さん。とても素敵です。

13:30~15:30まで2時間せっせと収穫していましたがさすがに2反全てを収穫することは出来ませんでした。

ここでの作業は切り上げて田んぼ班に合流し稲架掛けの作業を手伝います。

「稲架掛け」とは刈り取った稲を「はざ(稲架)」と呼ばれる干しざおに干して乾燥させる、昔ながらの「稲の乾燥方法」です。

写真23(津村班)


通常、コンバインという機械で稲刈りをして(今は脱穀までしてくれるコンバインもあるそうです)そのまま乾燥機へ移し、高温で乾燥させるのですが、稲架掛けで自然乾燥させる方がはるかに美味しいそうです。

実るに実った小金色の田んぼがみるみるうちに刈られて、どんどん稲架に掛けられていく。

写真24(津村班)


1日も終わりに来てみんなの作業ペースとチームワークが高まったのを実感しました。

全て稲架掛けしたかったのですが、ワーク終了の時間が来てしまい、作業を終えなければいけなくなりました。


最後にエゴマ入りパンケーキを食べながらお茶でほっと一息。

長い長い一日でしたが本当にみなさんお疲れ様でした!!

写真25(津村班)



参加者全員の感想は別途報告をアップさせて頂きますのでそちらも是非一読して下さい。
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安曇野ワークキャンプレポート@竹内班

 2009-10-15
実行委員、スタッフのしげです。

足掛け半年のこの企画も、無事に3日間の行程を終えることができました!
このワークキャンプでなんと言っても心に残っているのは、参加者のみなさんの
笑顔と受け入れて下さった農家の方々の笑顔です。
二日目に受け入れて下さった、自然農、自然農法を取り入れた自給自足のスクー
ルなどを開講している竹内孝功さんの体験レポートを書きたいと思います!
参加者7名(男性1、女性6)
ワーク内容
午前中
1)竹内さんの畑見学
2)種ニンニク植え
3)トマトの種の自家採取 トマトピューレ作り
4)竹内さんのご近所さんと一緒に庭でランチ
午後
5)日本みつばちの採蜜
それでは、レポートをはじめたいと思います!




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まずは参加者みんなで竹内さんの畑を見に行きました!
そこには、トマト、ナス、ブラピ(ブラックピーマン)、かぶなど様々な作物が育っていました。
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これがブラピ!!


そしてそこには草と共存する野菜達が! 竹内さん曰く、「草と野菜がケンカを
しないなら、そのままのほうが良い」との事。ただ、野菜が小さく草に負けてし
まう時は、草の根を残して刈るといいとのこと。根を残すことによって、微生物
が集まり、みみずが寄ってきて自然と耕されるそうです。草と共存という発想は
小さい頃から畑の草は抜くことが当たり前だった自分には衝撃でした!

竹内さんの実践している、自然農、自然農法は、ただ種を蒔いて自然に任せるの
ではなく、自然の流れ(土壌、野菜、草など)を観察、理解し、それらが上手に
サイクルするように少しだけ手助けをしてあげる。自然と向き合い観察する、人
間のエゴで自然を支配して農作物を作るのではなく、自然を理解して野菜を育て
る、そんな素敵な畑でした。
途中で竹内さんが、無肥料、無農薬で育てたカブを収穫して、みんなで食べてみ
ました。

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このかぶの美味しさにみんなで大感激!!
野菜臭さ(苦味やあくみたいなもの)が一切なくほんのり香って美味しいんです。
こんなに美味しいかぶは食べたことがありません。
肥料を与えずに様々な条件(種植え時期、日照量、降水量など)がうまくいった結果ということ
です。また、また、竹内さんが言うには「与える肥料の材料で、野菜の味が変わる」そうです。

その後は、種ニンニク植えです。
まずはニンニクを1片づつにします。

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みんなでおしゃべりしながら作業します。
そんな間に竹内さんがにんにくを植える溝を掘ってくれてました。

その溝にみんなで10cmごとに、ニンニクを植えていきます。
その後は土をかけてみんなで踏みます。
エクササイズのように横歩きです。

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ここで水はあげませんでした。水をあげなくても、土をかけ踏んであげると下の
ほうから水が上がってくるそうです。
水をあげてしまうと根が過保護に育ち、発根後も水やりをしなければならなく
なってしまうからです。

なぜ、水が自然に上がってくるかというと、土をしっかり蓋すると、ラップを腕
に巻くと蒸気が上がって蒸れる仕組みと同じです。

そんな水を得るために根を発達させた野菜は乾燥にも強いみたいです。
甘い環境で育ってきた自分には耳が痛い!
ランチを食べに竹内さんの家に帰る途中には、竹内さんの田んぼや大家さんの林
檎畑なども見させていただきました。


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ランチの前に、トマトの自家採種をしました。自家採種とは、自分の農園の野菜
の種子を自分で採ることです。
トマトの種は大変貴重なものということで、参加者は緊張しながら説明を受けます。

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トマトの種取りをして残った果肉で、トマトピューレを作る班とランチのピザ作
り班に分かれて作業をします。
ピザ生地の小麦やトマトソースも竹内さんの自家製になります。
そして、これを食べると他の玉ねぎが食べれなくなるという小ぶりの玉ねぎも
たっぷりいれました。



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みんなでがんばったのでたくさんの種が取れ、そして美味しいピザができました!

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ランチはなんと、竹内さんのお庭で、竹内さんの大家さんとご近所さんや友達も持ち寄りで集まって
大人数でのランチとなりました。

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ピザもパスタもすぐになくなってしまうくらい美味しくて、パスタソースも最後
の一滴まで頂くほど本当に美味しいランチでした。参加者のみんなからも「美味しい!!」の声が。
竹内さんの奥さんの裕子さんは、時折月一のAzumi no自給農スクールの際に、地
球宿でカフェ「菜園食堂Deva Cafe]」を営業しています。
そんな裕子さんのご飯は本当に美味しく身体が喜んでしまうくらいでした。
本当に美味しいランチをありがとうございました。

午後のメインイベントは日本みつばちの採蜜です。つまり、ハチミツ採りです。

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中を覗くとこんな感じ。

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巣箱は重箱式になっていて、一番上が蜜の貯蔵になっているので、上の段から
取っていきます。
はちは大きな音が嫌いなのでとんかちで上を軽く叩き下の段に移動してもらいます。

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巣箱に耳を当てるとみつばちが下のほうに移動していくのがわかります。
上の重箱からみつばちがいなくなったのを耳で確認したら、ピアノ線を隙間に通
し切断。
いよいよあけます。
竹内さんもドキドキな様子で、みんなも息を飲む瞬間です。


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あけてみるとそこにはたっぷりと巣箱にたいして斜めに貯蔵されいるハチミツが!!

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続いて2段目もあけてみます。

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ここから下は、はちさんの分の蜂蜜として残してあげました。
蜜を全部採らずに残すことによって、日本みつばちも冬を越すことができるそう
です。

はちみつをいただけることを感謝しながらはちとも共存しているんだなぁと
思いました。
取った蜂蜜はハチミツの蓋をカットします。
日本みつばちの蜂蜜は西洋みつばちの蜜より溶ける温度が低い為、常温でも
どんどん溶けて落ちていきます。

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たまらず味見美味しいかな?

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蜜には透明な部分と色の濃い部分がありました。 透明な部分はリンゴの花の蜜で
色の濃い方は、いろいろな花の蜜がブレンドされた濃い味でした。
取りたての蜂蜜を生まれてはじめて食べました。コクもありさっぱりでリンゴの
香りも
ほのかにして美味しい。 働き蜂さん、竹内さん、ありがとうございます。


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そろそろトマトピューレも完成です。竹内さんのご配慮で瓶に詰めてお土産にい
ただきました。

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今回の参加者の感想としてあったのは、「カブの本当の美味しさ。」「ランチの
野菜なども味付けが
なくても食べれるくらい」であることに感動したこと。
「野菜と草との付き合い方」についてなど。
また、ランチを食べようって声をかけたわけでもないのに、ご近所さんが集まっ
て中庭で楽しくランチを食べたりこれが美味しいんだよって洋ナシや林檎がでて
きたり、蜂蜜取りをみんなでやったりという「ご近所付き合い」。

そんなコミュニティというか竹内さんのまわりのネットワークというか、竹内さ
んを取り巻く素敵な人間関係が本当に素晴らしくうらやましかったです。
自分達もこういう生活をしてみたいって思いました。
そんな訳で、竹内さんの畑から、ランチから、ご近所の方々までに触れ合い、自
分達なりに考えることが多い体験でした。

参加者のみなさんも、竹内さんのところで自分の中に芽生えた何かを一緒に育て
ていただけたらと思います。
また、お忙しい中、竹内さんをはじめ、ランチを作ってくださった裕子さん、ご
近所のみなさんも
本当によい経験をさせていただきありがとうございました。
レポートを書いていたらまた安曇野に、竹内さんのところに行きたくなってき
ちゃいました。
しげ

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参加者の感想~アンケートより~

 2009-10-10
皆さん、安曇野では素敵な時間と空間を共有して頂き、ありがとうございました!
さて、遅くなりましたが、参加者アンケートの感想から一部抜粋して、掲載させて頂きますので、ぜひご覧下さい!

●農ということに対して特別に考えすぎていたように思いました。
安曇野のみなさんの暮らしを見て、当たり前に農・食・暮らしというものが成り立つ生活がかつて、あってここにはそれがあり続けているんだと感じました。

●印象としては、人とのつながりが“自然”にあったことです。無理やり、いやいやではなく、いつの間にか仲良くなっていたというところが感心し、これからの参考にしていきたいと思いました。

●自分がどういう風に生きていきたいか、最近日々の仕事に追われて、考えることをしていなかったけど、自分を見つめ直す良い機会となりました。

●農で伝わること、生き方で伝わることが、参加した人の感想を聞いているとよく分かりました。自分が感じたことと同じことを「伝わるんだなぁ」「みんな感じているんだ」と嬉しくなりました。
自分もそういうことを伝える(生き方で伝える)ような生き方をしていきたいと一層強く思えました。具体的に一歩を踏み出していきたいです。

●自分でつくった作物や作った人の顔が見える「食」をいただくことは何と豊かなのだろうと思いました。また人とのつながり、自然・農とのつながりを感じながら生きることの素晴らしさを実感できた3日間でした。
手作りの野菜などを使ったおいしい料理、地元の人々との分かち合いに感動。私も自分の地元の人々とのつながりを深めていきたいです。

●「農をしながら暮らすこと」を実際見ることができて、大変だろうけど「できるかも」と思えたことが良かったです。
人とのつながり、楽しんで暮らすという大切さを知ることができました。

●愛情というものを強く感じた。「飼い犬は飼い主に似る」ではないが、畑仕事もそれぞれの個性が出てくると聞いて、愛情を持って育てることで、その作物もおいしくなるということを実感した。また、望さん一家や加納さん一家をはじめ、安曇野に住む人々の愛情を強く感じた。この「愛」が溢れる街、また来たいと思います。

●思いがけない鶏の解体の経験。「生きている」ものが「食べ物」になる瞬間を経験し、「食べること=命をいただくこと」ということが本当にリアルに感じられ、すごくいい経験でした。
「ごちそうさま」だけでなく「(命を)いただきました」の心を忘れないで、これからの毎日も過ごしていこうと思う。

●素直に、楽しく、刺激的な3日間を過ごしました。
いろいろなことに本当に「ありがとう」と思いました。
食べ物に対するありがとう。人に対してのありがとう。意識してないことを気づかせてもらってありがとう。そしてやはりAll you need is love.と思ったなぁ。愛でつながっていく、と思います。色んなことが。

●食や農に関わって生きていきたいという思いの中で、その拠点を決めることの重要性が分かりました。
これだけのエネルギーが集まった3日間は素晴らしい。皆でこの経験を活かして外部へ発信していったら、きっとこの世界が素敵になると思います!

●「食べ物への感謝の気持ちを持つ」という感覚から、「愛情を感じながら食べる」という新しい感覚に出会え、嬉しかった。いっぱいの愛情で毎日過ごしていきたい。

みんなの感想を読んで、ワークキャンプで感じたことを改めて一つ一つかみしめています。
全てを載せられなくて申し訳ありませんが、3日目にみんなで想いをシェアできて良かったなぁと思いました。
感じたことを、今の普段の生活や、これからの未来につなげていけたらいいですね☆
これからもつながっていきましょう!

BY ひろこ

安曇野ワークキャンプレポート@大浜家

 2009-10-04
1日目夜のパネルディスカッションでは
夫婦漫才?的な息のよさで参加者の心を鷲掴みにした大浜夫婦。

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この大浜さんの生活をよく言う半農半Xで表すなら半農半子どもです。
今回のプログラムは

午前:子ども達のためのどあい冒険くらぶを大人版でやってしまおう!
午後:薪割りとヤギの乳搾りにチャレンジ!
   (並行してヤギ乳のチーズ作り)

まさに半農半子どもの生活を体験できるわけです。


この生活を体験したメンバーは、
普段、ボランティアや仕事等で子どもとつながりのある
あな、さっちー、ひろこ、ゆき、レナール
と自分を含めた6名でした。


○プログラム当日

黒沢洞合(どあい)自然公園で待ち合わせ、自己紹介をした後、
場所を大浜さんの家へと移します。

まずは家の前のテラスでお話をお聞きします。
このテラスは、見晴らし最高で公園が一望できます。
すぐ眼下には大浜家の田んぼがあり、
大浜家1年分のお米をまかなっているそうです。

この後チーズ作りのためのヤギ乳に
ブルガリアヨーグルトを加え一定の温度に温めた状態にし、
発酵待ち状態にして我々は冒険に行きました。

冒険参加者は
大浜隊長、えつこ副隊長に、娘のふきちゃん。
横浜から遊びにきている大浜さんの友人たきさんに娘のしょうこちゃん。
我々6人を合わせ11人です。

洞合自然公園は三郷中学校の生徒のプロデュースにより作られたものです。
公園には池があり、蛙やヤゴ等様々な昆虫が生息しています。
この池の水は、公園の真横を流れる黒沢川から引いているため
ときには岩魚まで池に流入してくるんです。

冒険のコースは公園を通って川下に出て、
川沿いを大浜家まで上ってくるコースです。
みなさんも経験があると思いますが、
子どもにとって川遊びってすごく気持ちが高まるんですよね♪
川ではサワガニを見つけました。
特にあなは、普通は見逃してしまうめちゃくちゃ小さな小ガニを見つける才能を発揮!
感触がグミみたいな不思議なキノコとも遭遇。
もちろん食べれませんが、食感もグミと同じかなと思わず食べちゃいそうになります。
丸太の橋を渡ったり
木弦でターザンブランコをしたり
心が子どもに戻りますね♪
どれもこれも自然の中にあるもので
作られたものは何もありません。

テラスから一望できた公園や川は
すべて大浜家の庭と言っても間違いではないでしょう。
そしてどあい冒険くらぶのフィールドはこの庭です。
活動によってあちこちに場所を移すのではなく、
同じ場所で、季節による変化を感じたり、
今まで見つけられなかった新しい発見をする等
子ども達が自然の小さな変化や発見を体験することを大切にしています。

そして午後は薪割りからスタートです。
薪割り初経験の女性参加者達は、
最初は木にうまく斧が刺さらず、斧に振り回されていましたが、
薪との距離感や力の入れ方といったコツをつかみ出すと
パカパカと割りだしめきめきと上達していったのでした。
これには、大浜隊長もびっくり!
関心しながら褒めてくださいました☆

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お風呂は太陽光とこの薪を併用して沸かしているようです。
まさに脱NO的生活の実践ですね。

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最後は、ヤギの乳搾り!
大浜家には母親ヤギと子ヤギの二頭の家族がいます。
親指と人差し指で乳の根元をきゅっとつまみながら
残った3本の指で握ると“ピュー”と勢いよくヤギ乳が出てきます。
途中合流した中田のしんさん班とともに搾りまくりました。
搾り残すとヤギが乳を作る量が減ってしまうため、
徹底的にすっからかんになるまでしっかり搾りきります。

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そしてえつこ副隊長が搾ったヤギ乳をすぐに湯せん殺菌してくれたため
夜の宴には、手作りヤギチーズとともに地球宿に持ち込まれたのでした。

最後にテラスで1日の感想を話しているとき

大浜隊長談:
広いだけにやることがたくさんあってね、
スローライフをするために忙しいんだよ(笑)

スローライフとは、のんびりすることにあらず。
確かに自分で作る生活は、やることがエンドレス。
しかし時間に縛られない。
追われる忙しさではない忙しさ。
精神的な圧迫感のなさが決定的な違いなのでしょうか。

夜の交流会のときにたきさんがおっしゃっていました。
俺らは競争の中で生きてきて、
働くということは=出世することであり、出世を成功と信じてやってきた。
僕自身そんな価値観で働き続けて、結果も出すことができた。
しかしどこか満たされない心、壊れる体、そんな生活に疑問を感じた。
大浜はね、そうゆう考え方をしていないんだよ。
人との競争なんてどうでも良くて、
自分が楽しいと思うことをやっている大浜の目はきらきら輝いている。
それを見せられてはね。

未だにあなたのためといいながら親自身のプライドを保つために
進学塾に通わせ、有名私立小学校だの中学校だのに入学させる風潮が残る中
子どもは競争に勝たなければならないプレッシャーに常にさらされ、
それに勝てば幸せになれると信じて育つ。

それはミスが許されず他人を落として自分が上にいる感覚を求めることにつながり、
結果病む人急増の世の中になっているわけで。。

健全な子どもの成長を願ったどあい冒険くらぶには
三つの約束ごとがあります。

・怪我をしないこと
・友達と仲良くすること
・困ったことがあったら大人に言うこと

自分のことは自分で管理し
人と協力し合いながら
疑問や困難があるときは素直に教え・助けを請う

言葉で覚えるのは簡単です。
でもそれを実行するためには…。
本当は大人でも難しいことですが、一人一人に考えてもらうようにしているのです。

生きる上での健全な精神が身につきますね。


この1日を体験して
おそらく参加メンバー6人全員が同じ思いを持ったことでしょう。


将来自分が子どもを持ったら

どあい冒険くらぶで冒険させようと


ワークキャンプin安曇野'09 報告

 2009-09-30
増田望三郎です。
ワークキャンプin安曇野'09に参加してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
素晴らしい体験と出会いの場をみんなで創れたことがとても嬉しいです。

DSCN3653.jpg IMG_3402.jpg IMG_3369.jpg

さて網羅的ではありますが、以下ワーキャン3日間の報告です。
写真があれば、よりリアルなのですが、もうしばらくお待ちください。
(たのむよ!写真担当の全萌えのおず!)

************************************
9月20日~22日の2泊3日で、安曇野を舞台にして
『ワークキャンプin安曇野'09
 ~生きることは食べること NO的生活から、農的生活へ~』
が開催されました。(主催:ワークキャンプin安曇野実行委員会、場所:安曇野地球宿)

参加者は東京など首都圏や愛知など、20代、30代を中心に、
なかには母親と高校生の娘さんの親子や田舎暮らしを視野に入れたカップルなど、
総勢35名の多彩な顔ぶれが集まりました。

♪初日
まず仲良くなるためのアイスブレイクで、ペアになってお互いをインタビューし合い、
その後輪になって自己紹介。各々、農的な暮らしへの思いを語りました。

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その後、みんなで地球宿のブルーベリー畑に行き、
木片チップを樹木の株元にマルチとして敷き詰める作業を行いました。

目的は4つ。
①草を抑える②土の乾燥を防ぐ(ブルーベリーは感想に弱い)
③木片チップそのものが有機肥料となり、新梢を促す
④根の保護(ブルーベリーは浅く根を張るので、踏まれて根を痛めないようにする)

30名以上の人たちが一斉に作業をしたので、みるみるチップの山はなくなり、
ブルーベリーの快適環境が作られました。

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また後半は大根、白菜、野沢菜など冬野菜の間引きをしました。
間引いた野菜って、すごく美味しいんですよ。
でもわざわざ出荷されないから、都市生活では食べられません。
間引いた野菜をそのまま口にしてみると、野沢菜は野沢菜の匂いと味がしました。
その間引き菜がは初日の夕食の食卓にのぼりました。

夜は2日目に受け入れて頂く地元の農家・農的生活実践者の皆さんに登場頂きミニシンポジウム。
それぞれがどのようなスタイルの農業をやっているのか、
農業をやっていて楽しい時、辛い時はどんな時か?など、話を聞かせてもらいました。


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「スローライフをするのは忙しい。」
「農薬は無くせ、虫は付けるな、なんて無茶なこと言うな。」

そんな農家の皆さんのリアルな話に、参加者も関心を持って聞いていました。
また何よりも各農家の皆さんの親しみ溢れるトークに大爆笑でした。


♪2日目
朝の食事は焚き火パン。地球宿の自家製小麦で作ったパン生地を竹の棒につけて、
焚き火で焼いて食べます。朝から、まったり、ゆったりとした時間を過ごしました。

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朝食後、いよいよ受入農家へ出発。
昨夜決めた6つのグループに分かれて、各農家に受け入れてもらいました。

※受入農家での様子については各農家担当スタッフのレポートをご覧下さい。

農家での受入を終えて地球宿に帰ってきた参加者たち。
それぞれの受入農家先で頂いた食材が、その日の夕食に登りました。

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この日の夕食メニューを紹介すると

・津村農園で解体した鶏のあんかけ
・桧農園で収穫してきたマコモダケの天ぷら
・加納さんの畑で掘ってきたジャガイモのイモ餅
・竹内さんの種子取りをした完熟トマトで作ったトマトソース料理
・大浜さんのヤギのチーズ
・中田さんのりんご
・地球宿のお米と地元の栗の栗ご飯。
 (4キロもの栗を参加者のみんながあっという間に剥いてくれたました。)

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この日の夕食はどれもその食材を作った人たちの顔が分かるものばかり、
そしてそれを参加者たちが自分の手で収穫したもの、作業をしたものです。
農の現場と食とがリアルに繋がり、美味しいだけでなく、心まで豊かになる食事となりました。

夕食後はセッション&交流会。
その日各農家で受け入れてもらい感じたことを、
受け入れてくださった農家さんも交えて話し合いました。

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たくさんの気づきの中で、ある女性参加者は、
「受入農家さんが、病気が出て切らなければならないりんごの木をもう一年だけ待ってみよう、
処置をしてみよう、とやってみたら、それが持ち直して、嬉しかった、というのを聞いて、
生きることは食べること、そして食べることは、愛すること、そう思いました。」
と全体発表の中で話してくれました。

受け入れてくれた農家側の人たちも、
「この地域で暮らしていること、そのことが幸せだ。」
「みんなの中に、作物の芽のように、農的な暮らしの芽が芽生えたことが嬉しい。
それを大切に育てていってほしい。」
「農業をやり始めてばかりだが、こんなふうに人を受け入れて作業をしたのは始めて。
自分にとっても原点になる。」
と話してくれました。

参加者は受け入れてくれた農家さんの生き様や実践に生に触れて感じ、
受け入れてくれた農家さんも、参加者の感性に自分の農業の原点や初心を思い出したり、
日頃はあまり認識していないこの地域への思いを確認するなど、
参加者と地元の人たちとが響き合うことができた素晴らしい共有の場となりました。

その後の交流会、参加者と農家さんとが境なく、
本当に楽しそうに話している姿がとても印象的でした。
それぞれの思いを出し合い、受け止め合うワークキャンプの夜が更けていきました。


♪最終日。
この日は安曇野を一望できる長峰山に登って、そこで総括をしました。

まず最初に有機米農家の細井農場の田んぼを見学し、
農園主細井さんの米づくりや農業に対する思いを聞かせて頂きました。
「地球環境を守りたい。」
大きな目標を、そうスッキリと話す細井さんが印象的でした。

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また細井さんが作るお米で、奥さんが今年おにぎり屋さん『信州坊主・ほのか』
を始めたのですが、お昼ごはんとして、ほのかのおにぎりを持って長峰山に登りました。

長峰山は標高933m。その頂上から安曇野を一望できます。
安曇野を眼下に見下ろしながら、各自今回のワークキャンプの感想を出し合い、
ワークキャンプin安曇野は終了となりました。

よければ皆さんの感想をコメントしてくださいね。
安曇野にいつでも帰ってきてくださいね。

               2009.9.30 増田望三郎
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