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受け入れ先農家の魅力溢れる人紹介 その3 ~AZUMINO自給農スクール講師 竹内さん①~

 2009-09-10
こんにちわ!まぁ坊です!

安曇野受け入れ先農家紹介シリーズの第4弾!

残念ながら、松村さんが参加出来なくなってしまったので受け入れ先としては3件目となります。

しげに続いて張り切って紹介したいと思います!

今回は、自然農を取り入れた自然農・自然農法で無農薬家庭菜園の講師をされている竹内孝功(たけうちあつのり)さんです。
竹内さんは、自然農・自然農法を10数年学びながら実践してきた中で、4年前縁あって今の安曇野で無農薬・家庭菜園教室を開業しました。

竹内さんは、自給自足の生活を中心に、おもに地元で現在、シャロムヒュッテ(※1)であずみの自然農塾『あずみの自然農塾』(※2)と、ご自身の畑で安曇野自給農スクール『Azumino自給農スクール』(※2)、地元のNHKカルチャーセンターなどでも菜園の魅力を教えています。

興味のある方は竹内さんのブログにも自然農菜園の情報が満載ですので是非のぞいてみてください)♪
安曇野発 無農薬自然栽培(自然農法・自然農)でカンタン家庭菜園『自給自足農園のコツ』 (※2)

上記ホームページが開かない場合は下記(※1、2)にアドレスを記述したのでそちらをコピーしてアドレスに張り付けてご参照ください…。


さて、そんな竹内さんの家に1泊してお手伝いしてきました。

竹内さん1

お会いした時は、休憩中で流れでありがたくキュウリを頂けました。

ポリポリ…

美味しい!

これで味噌と芋焼酎があればビニールハウスの中でだって晩酌できますね!

竹内さんは普段お忙しい身で、受け入れ態勢を整えるのが難しいため、宿泊を伴った滞在はお断りしていらっしゃるそうなのですが、

望さんからの紹介ということで特別に縁あって泊めさせて頂きました。

感謝感謝です…。

それではしっかり働きます!!さっそく田んぼの草取りです。

竹内さん2

と、あれ?畦になんか生えてる(上写真手前)…芋??

竹内さん3

…と、豆??

竹内さんのお話によると大豆は昔は畦豆(アゼマメ)と呼ばれ、田植えの後に植えるそうです。

里芋は水辺を好むため、田んぼの畦に植えておくと、ぐんぐん育ちます。

また畦豆の根が深く張ることで、畦も強化され崩れにくくなり畦豆も田んぼから好きなだけ水分を吸うことができ、生育がよくなります。

畦ひとつにも発見あり、ですね。小さい共存、適地適作がそこにありました。

気合入れなおしてさぁ草を抜くぞー…と、

ここで待ったがかかる。

「稗(ヒエ)と稲の違いってわかる?稗だけは抜いちゃって下さいね」(竹内さん)

ヒエ?チガイ…?

ワカリマセーン…。

竹内さん4

左が稲です。写真の手で持っている方が稗。そっくりです。

稲さんが頑張って見分ける方法をアピールしていますがわかりますか??

それが葉耳(ようじ)と呼ばれる茎から葉が分かれるところにある白い毛みたいなものです。その毛があるのが稲、ないのが稗です。

以前この田んぼで稗の種をたくさんこぼしてしまい、稗がたくさん生えています。

稗は、稲と姿形をまねることで、生き残ってきただけあって、なかなか絶やすことが難しい草です。
食べて食べられないこともないのですがこの田んぼでは稗の方がいつも強いので、稗を抜くことで稲の生長を助けてあげます。

ちなみにアイガモさんも稗は食べてくれません。。

せっせこと稗を取っていると暮れてあっというまに夕方に。

こ…腰が…。痛い…。

腰痛持ちの自分には辛い作業です…(泣)

自給なら自分で手が入る範囲で農業をすることがやっぱり大切になってきそうです。

今日の野良仕事の後、ヘトヘトな身体で竹内さんの軽トラックで目指すは…

恒例、みさと温泉のファインビュー室山。(※2)


9月のワークキャンプでは、参加される方はこの温泉に入れますよ。

ぷはー…生き返る♪


温泉の後、夜ごはんは竹内さんの奥さんの裕子さんが作った畑の野菜がたっぷり入ったタイカレー!

美味しい。。

タイカレーに入っていた鶏肉は竹内さんが畑で飼っている鶏さんでした。

スーパーの鶏肉とは違い、あっさりでコリコリです。ちょっと固め…かな。

普段食べている鶏は、やわらかくて美味しいという基準で、商品化されていると思いますが、
昔の鶏は、年を経て卵を産みにくくなったものや、お客さんが来たときだけもてなしのために鶏を絞めて食べたり、とても鶏を大切に食べたらしいです。
今と昔では、鶏肉の意味が違うのでしょう。

後日、地球宿を訪れた時にたまたま竹内さんの生玉子が売ってあり買って卵かけご飯で食べてみたのですが、これも味があっさりしていて、買った卵と違って美味しかったです。

あの鶏さんが産んだ卵かぁ…と思うと自然と手が合わさりました。

「いただきます」とはまさにこのこと。

普段まったく意識していなかった肉ひとつ卵ひとつ、実際に育てている農家さんの生活の中で食べると、気づきがあります。

何気なく食べている都会の食と現場の農のつながりを垣間見た瞬間でした。

これを体感というのでしょうね。

口では言っていても、実際体感するとしないとではやっぱり違うと思います。

少なくとも自分にとっては初めての経験で新鮮でした。

裕子さんは竹内さんの「Azumino自給農スクール」の月1回の開講日に合わせて地球宿で菜園食堂Deva Cafeをオープンしています。

竹内さん6

またまた後日談になりますが、8月末に地球宿でミーティングを行った際に、丁度カフェをやっていて、食べてみました♪

撮り忘れてしまったためその時の写真をお見せできなくて残念ですが…、竹内さんから写真を頂きましたので掲載します。
とても美味しそうですね♪

カフェ


お酒を飲みながら語り気づけば24時。

さてさて夜が明けて翌日は6時起き。

当然のごとく眠い…。身体(腰)が痛い…。、

竹内さん曰く、「農をやるならまずは体力!」

間違いないです…。

朝は畑で夏草を刈って敷く、野良仕事の草マルチでした。

竹内さん5

竹内さんは自然農法・自然農(※3)を取り入れて栽培されていると聞いていました。

不耕起、不除草…のイメージがあったので草を抜く作業ひとつにも経験が要求されるのでは…と緊張したのですが、

竹内さんの田畑はいろいろで、不耕起、不除草でやられている野菜もあれば、耕したり除草したりして育てている田畑もあるそうです。

自然農(法)=不耕起、不除草という固定観念に違和感を感じていた自分にとっては簡潔ではありますが物凄く自然にすーっと入ってくる(納得できる)言葉でした。

農業超初心者の自分は指示された通りに草を刈っていきます(笑

「トウモロコシの株間に生えている草を刈って敷いてくださいね。でも枝豆は刈ったら駄目だよ。」

下草刈り

エダマメとトウモロコシは、コンパニオンプランツ(※4)ですね♪

トウモロコシの間には枝豆が植えてあり、隣の列はカボチャが植えてありました。

背の低いカボチャと背の高いトウモロコシを隣同士に育てると互いに邪魔しあわないので良く育つと言われています。

さらに枝豆の根っこに共生している根粒菌は空気中の窒素を固定してトウモロコシの生長を回復してくれる役割があります。

こういったところにも化学肥料、有機肥料、農薬を使わない知恵が活かされていますね!すごい!

そして草刈りを終え、田んぼの雑草取りをした後、お昼を食べて1泊2日の短い研修を終えました。

たぶん滞在最短記録の研修生だったと思います(笑

農業体験というと、植え付けや種まき、収穫といった作業がイベント性が高くて人気だけれど

今回体験したような草を刈って敷くことなどの、地道な作業もとても大切で、また数多く学びえるものがあると感じました。

というよりも、毎日触って、考えて、感じないとやっぱり分からないのだなと、また当たり前のことを実感しました。

ほかにもミミズコンポスト(※5)を見せて頂いたりと、短い滞在で大した手伝いもできない中で、

大変お気づかい頂いて、竹内さん夫妻には本当に感謝感謝です。

いや、ほんと出会う方、出会う方皆さんとてもステキすぎます…。


皆さん!ワークキャンプ当日を楽しみにしていてくださいね!!

竹内さん、本当にありがとうございました!ワークキャンプ当日もよろしくお願いいたします!


※1 安曇野にある野菜料理を楽しんでもらう穀類菜食の小さな宿。自給自足のエコロジ-な農的田舎暮らしをモット-にオーガニックレストラン&カフェ、自然食品店、フェアートレードのエコロジー雑貨の店を併設。
URLを開けない方はコチラをコピーしてアドレスに張り付けてください
→http://www.ultraman.gr.jp/~shalom/(シャロムHP)

※2 URLを開けない方は以下URLをコピーしてアドレスに張り付けてください

あずみの自然農塾ご案内→http://www.ultraman.gr.jp/~sizennou/
竹内さんブログ『自給自足農園のコツ』→http://blog.goo.ne.jp/taotao39
Azumino自給農スクールご案内→http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/df69e6ce8614329206b3e9f1b829f837
ファインビュー室山→http://www.fineview.co.jp/main.html
   

※3 自然農:川口由一氏が実践してきた農。耕さず、肥料も農薬も施さない、草や虫を敵とせず営む農の生き方

    自然農法:福岡正信氏が実践してきた農法。不耕起、不除草、不施肥、無農薬を特徴とする。

※4 コンパニオンプランツ:近くに植えることで病害虫を防いだり、成長を促したり互いによい影響を与える植物の関係のこと

※5 コンポスト:生ごみを堆肥化する容器。ミミズに生ごみを食べさせ堆肥化するミミズコンポストがある。


受け入れ先農家の魅力溢れる人紹介 その3 ~どあい冒険くらぶ 大浜さん~

 2009-09-06
こんにちわ、しげです。

遅くなってしまいましたが、受け入れ先農家の魅力溢れる人紹介
その3 ~どあい冒険くらぶ 大浜さん~です。

                 s-P6212645.jpg


大浜さんは、どあい冒険くらぶという、地元の子供達が週末に野外活動する
冒険くらぶを企画しています。

そんな活動の傍ら、さまざまな農作物を育てながら可愛いヤギも飼っています。
                  コピー ~ s-P6212659

ワークキャンプ当日にはこのやぎさんの乳搾りをして、やぎ乳からチーズを
作る予定もあるということです。


大浜さんは半農半子供という感じで、農業のほうはどちらかというと
奥さんのほうが主導権を握っているみたいです。

大浜夫婦の子供と農業を中心としためざしている生活は、現在まさに
進行形のところで「なま」の声が多く聞けると思います。


せっかくなので、どあい冒険くらぶのお手伝いをさせてもらいました。
今回の活動では、大人たちがプログラムを提供して子供達に楽しんで
もらうのではなく、自然の中で子供達に考えてもらい自由に遊んでもらう
というコンセプトでした。


                 s-P6212569.jpg

しかしこの日は生憎の雨、雨が降っているならと天然の傘がある森に散歩に
行きました!
森に行く途中に子供達の畑に寄って行きました。

                 s-P6212560.jpg

ここはなずなちゃんの畑。綺麗な花や奥にはヒワマリが大きくなっています。
他の子供達も、「おっきくなってるー、種を植えたのに出てこないー!」など
自分の畑で自然の不思議を感じていました。




                 s-P6212572.jpg


森にはいると大きな蔓があり、子供達が交代にターザンをしました。
与えられたおもちゃで遊ぶより、子供達の笑顔が活き活きして見えます。

森から出ると日頃の行いが良いのか日が差してきました。
そこでお昼に向けて子供達だけでで火起こしに挑戦!!

与えられた道具はマッチと藁と大きめの木。
まっちで日をつけたことのない子供達は火をなかなかうまく使えない、
するとある子供が「まず火のつきやすいものに点けるんだ」って提案しました。

その為に藁があるんだよ~って思ってたら、子供達がありえない発想を!!


藁には目もくれずリュックサックにダッシュ、バックから取り出してきたものは「絆創膏」
絆創膏を包んでいる薄い包装紙を集めて出しました!!
そして、「しげ、これ持ってて」って包装紙から出されたむき出しの絆創膏の束を
渡されました。
子供の発想はすごい、そして結果火は点きませんでした、、、

そこで大浜さん、藁の使い方、火の性質を説明しながら火を一緒に点けました。

                 s-P6212600.jpg


自分達で起こした火で、パンケーキを作り、男の子たちは秘密基地も作りました。

                 s-P6212651.jpg


                 コピー ~ s-P6212620


子供達と農的生活が入り混じっている生活というのも大変興味深いものでした。

小さい頃から自然に触れ合う大切さ、そこでしか気づけないこと、大きくなってからも
必ず残っているもの。
小さいころからそういう環境をつくることは大切だと感じました。
また、大浜さんの奥さんが即席で作ってくれた作り立てバターも絶品でした。


是非、子供みたいな子供の心をもった大浜さんと、奥さんに会いに来てください!!

しげ

受け入れ先農家の魅力溢れる人紹介 その2 ~津村農園 津村さん~

 2009-08-12
こんにちわ!まぁ坊です!
しげに続いて今回受け入れ先農家を快く承諾してくださった方を紹介させていただきます。

受け入れ先農家紹介第2回目は津村農園の津村孝夫さんです。

5.jpg

■what's 津村さん

津村さんが安曇野の地を選んだのは海外青年協力隊の任期が終わりアフリカのザンビアから帰国した2003年32歳のこと。

写真はとても穏やかな顔をされていますが、以前は主に養鶏を生業としていたため、

特技は…鶏の解体処理。

怖いですねー…なんて(笑

また、高校生時代は昆虫青年だったこともあり昆虫にとても詳しい。

本当に詳しい。


お話が止まらないほどに…(笑


■昆虫博士 

昆虫採集をされていたころの標本や図鑑を沢山拝見させて頂きました。

津村さん1



自分は昆虫が若干苦手だったこともあり、まじまじと標本や図鑑を見たことがないのですが、お話を聞いているうちに興味が沸いてきました。

皆さん、地球上の生物種で昆虫がダントツ1位の割合(80%以上)を占めるということをご存知でしたか??

また地球上の全昆虫の総重量は、昆虫以外のあらゆる動物の総重量よりも重いそうです。

それなのに東京に住んでいると昆虫に出会う機会が殆どないし見られる昆虫の種類って限られている気がしますよね。


■自宅にはモルモットも…

津村さん、家でモルモットを飼っていらっしゃいます。

6.jpg


「可愛いですねー。ペットですか?」とお尋ねしたところ、


『いえ。』

『食用です。』

「あぁー…なるほどー…。」

そうですよねー、ペットとしては飼わないですよねー(?)ん?ペットとして飼うのか?

他にも蛇を食べただのなんだのと、津村さんのお話を聞いていると、この世のものは全て食べられるのではないかという気がしてなりません(笑)


■津村人間道場

そんな津村さんのもとにはWWOOFに登録していることもあり絶えず農業研修生(というか転がり込み??)の出入りがあります。

地球宿のオーナー望さんいわく「津村人間道場」。

それは穏やかで温かい津村さんの人柄を表した言葉だと思います。

滞在中は元料理人である奥さんの寿美さんの手料理も味わえます♪


さてそんな津村さんの農園にGW中、お手伝いをしてきました。

働くから3食3泊させてくれという無茶な要望にも快く承諾してくださいました。

おぉ…仏だ…(泣


■育てている作物・育て方


津村農園で育てている作物は米(アイガモ農法による無農薬栽培、うるち米・もち米・黒紫米)、無農薬栽培の加工用トマト、

エゴマ、ナタネ、大豆などなどです。他も基本的には無農薬無化学肥料による栽培していて大きく分類すると有機農業、部分的には自然農のやり方もやっていらしゃいます。


sub5_SUB_IMAGE.jpg



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※写真は菜種油をとる機械。甕に絞りカスが、鍋に油が作られていきます


ちなみにアイガモ農法で育てた後のアイガモさんは最後、食卓に並びます。

鶏の放血・解体をやられていた津村さんならではですが、現在アイガモ解体処理施設を作ろうと取り組んでいます。

2.jpg

写真は鶏の放血の際に使用するもの。ここに一羽一羽頭から突っ込み首をカット…

「解体処理施設を作りたいんだよ~」と笑顔で語る津村さん。さすが解体のプロ。



■畦作り(※)


さて、今回お手伝いしたのは、主に田んぼの畦作り。
お邪魔したのは5月だったのですが、周りには田植えを終わられた農家もちらほら…。

昔は田植えを6月におこなっていたらしいのですが、時代と共に田植えの時期が早まったそうです。

二期作をやめたからだとか、GW中の親族の帰省に併せて田植えの作業を終えたいからだとか諸説聞きますが…

津村さんは『稲が育つと水を田んぼから抜いて乾燥させるんだけど、それを一番暑い時期にやるのを避けるため』と仰っていました。


なるほど…稲がカラカラになってしまいますものね…。




畦作りは水で粘土状した田んぼの土で壁を作ります。


10.jpg


まず壁にワラを並べて…

9.jpg


こねた土を重ねて塗っていき壁を作ります。


(写真)3.jpg



これが…けっこう…大変。。


畦作りは大変で最近ではこのように塗っている農家さんは珍しく、畦シートと呼ばれるシートを仕切りとして設置するか、
畦塗り機で畦を作るのが一般的のようです。


手作業で畦を作ると機械のありがたみがよ~く身にしみます(笑

遠~くの田んぼでは機械できれ~いに塗ってあり、津村さんと二人で『お~お~キレイに塗っているねぇ~』と羨ましげな視線。


あ、機械の使用が悪いという意味ではありませんよ!(汗


生活に無理がたつようなら機械を使用することはいいことではないかと僕は思います。

使用する人なりの背景があるのでその人の選択を尊重すべきですよね。

津村さんも実際はあちこちに田んぼを持っているので、すべて手作業で畦塗りはできず、毎年一部は機械を使っているそうです。


しかし今年はすべて手作業で…!と意気込んでいます(笑

手作業は手作業で作り上げる喜びがありますよね♪

みんなで塗って作る畦作り、とても楽しかったですよ~

泥遊びみたいでした(笑


※水田の中の泥土を盛って、水が外に漏れないようにする作業。モグラに穴を開けられないようにする。水田を回る際の道としての役割も持っていてこれを畦道(あぜみち)という。


さてさて、ここからは津村さんにインタビュー。
色々伺ってしまいましょう。


■津村さんにとっての半農半X(※)⇒半農半蔵人

『半農半X…うーん。強いてあげるなら蔵人になるかなぁ』と語る津村さん。

農業がお休みとなる冬場には大町市の酒蔵で蔵人として日本酒作りもしていらっしゃいます。
滞在中に飲みましたが美味しかったですよ~(毎晩飲みました)

酒好きにはたまらない滞在先となること間違いないでしょう(笑

7.jpg

(写真右が現在津村さんが務められている酒造のお酒。左は以前務められていた酒造のお酒。どちらも美味しかった…)

アイガモ解体施設を作っている津村さんにとって、これからのXは鳥に関わる仕事、例えば養鶏…とかになるのでしょうか。
昆虫博士の津村さんは近隣のイベントで子供たちの講師として招かれることもあるそうです。



※ 半農半X研究所代表の塩見直紀氏が提唱した21世紀の生き方・暮らし方のコンセプト。
持続可能な小さな農ある暮らしをし、与えられた才能や大好きなことを世に活かす生き方・暮らし方を意味する(出典:塩見直紀と種まき大作戦編著『半農半Xの種を播く』コモンズ出版,2007,P7)


■農業者としての苦悩


「農業者として生活している苦労・葛藤があればお聞かせください」と津村さんにお伺いしたところ、こんな答えが返ってきました。


『自分が無農薬で作ろうとしても、周りから飛散してくる農薬を防げないこと。
また、病気の作物の伝染を恐れ周りの農家の人たちの理解がなかなか得られないことがあること。』

単純に「無農薬栽培」とはいかず、周りの農家の方々とどう折り合いをつけながら信頼関係を築きあげていくのか、
合意形成のプロセスも大切なのですね。


さらに…未稼働ながら近所に出来たゴミ処理施設も津村さんの農園に被害を与えようとしています。


身近に環境問題がある生活・無農薬栽培への理解…、生業とする上で、単純に作物を育てるだけにはいかない、「その土地に住む」ということ。

一筋縄ではいかない問題が垣間見えました…。


■うれしい瞬間


複雑な問題で少し頭が悶々としてしまいましたが、楽しい瞬間も間違いなくあるのです。

津村さんはその瞬間を『自分で種を蒔いた作物を食べる時。』と仰っていました。

シンプルですが、取り組まれている活動をお伺いすると、ものすごく実感がこもっていて、深みがある言葉ですね。

聞いて思わず「いいなぁ」と嬉しくなってしまいました。

苦悩はありつつもそう思えることにやはり農業の魅力というのがあるのだなと感じました。


また、津村さんは地元の消防団にも属しており『地元に貢献したくて入ったけれど、お酒を共にしたり、付き合いがとても楽しい』と仰っていました。


ご近所さんはすれ違うときは必ずご挨拶。「こんにちわ」。

とても気分がいいですね♪


■なぜ農業者を目指したのか


農業の魅力を語って頂いたあとはやはり「きっかけ」が知りたくなるもの。

津村さんにとって農業者となる「きっかけ」は何だったのでしょうかとお伺いすると、1冊の本をあげました。


『きっかけは高校時代に読んだ福岡正信氏の「わら一本の革命(※)」です。
これはもう、そういう暮らしをする以外にないぞと。今ようやくその当時描いたような形に近づきつつあると感じていますが20年かかりました。』


この言葉を聞いて、「循環」をイメージしたときに、ぼんやりと語っている自分と、実際に土地に住んで実践してきた津村さんの言葉との差がものすごくあることを

実感したと同時に、「その道のりはとても長い」という当たり前の様に思っていた認識がまだ甘かったと再認識しました。

んん…。小さな一歩、積み重ねが大事なのですね…。。


※耕さず、肥料も施さず、無農薬かつ無除草で、米と麦を毎年連続で近代農法以上の収穫を実践した福岡正信がその自然農法の実践と無の哲学を語っている本。



■農業とは


もう少し詰めよって聞いてしまいます(笑


「津村さんにとって農業とはなんでしょうか!?」


『生き方でしょうか。人が生かされていくための自然との関わりそのものだと思っています。』


今回のイベントのテーマは「生きることは食べること」ですが、津村さんはまさに生きる営みとして農業を捉えていらっしゃいますね…。


■今後の目標


そんな津村さんの今後も目標は、『農業に関わる若い人をもっと増やす』だそうです。

それでは…若者たちにメッセージをお願いします!


『生業として金儲けも考えなければならないが、金に頼らない暮らし作りが優先だと思う。
土地は余っている。国内で自給できるだけの農地は十分にある。他の国を侵さない、平和運動としての農業をやりましょう。』


ありがとうございました!!




≪津村農園ブログ≫
http://tsumura.blog.drecom.jp/

4月から10月まではWWOOFのホストとしてもやっていますが、それ以外にも農業研修希望の方は相談に応じるそうです。長期滞在可。

受け入れ先農家の魅力溢れる人紹介 その1 ~おぐらやま農場 松村さん~

 2009-05-10
ワークキャンプで受入農家として登場してくださる予定だったおぐらやま農場の松村さんですが、ご本人の都合により、受入ができなくなりました。松村さんのところで農作業を希望していた方、申し訳ありません。(09/09/06 実行委員会)


こんにちわ! しげです。 このイベントに興味がある人に受け入れて下さる魅力的な人達を紹介していきたいと思います!
まず、記念すべき第1回目は、おぐらやま農場の松村さんです!

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松村さんは安曇野に移住して10年、林檎を初めて8年になるそうです。
安曇野に移住される前は、日本中の乳牛の牧場で働いていて、現在は林檎を中心に、とまとや桃など様々な作物を作っています。
また、WWOOF(旅行者などが働くことで、労働力と宿泊場所、食事を交換してもらう仕組み、要は、食費と宿泊費にお金を掛けずに、旅や様々な体験が出来る仕組み)のホストをしているので、日本人で農業に興味を持っている人や、海外の旅行者でいつも松村さんのところは賑わっています。


せっかくなので作業のお手伝いをゴールデンウィークに農作業を体験しにきたWWOOFERさんと一緒にしてきました!!

今回の作業は林檎の花摘み! 林檎の花は一ヵ所から5個の花が出ます。
                        
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この写真だと真ん中は受粉が終わり、花が散っています。

これを真ん中の一つを残して、他の4つは摘んでしまいます。
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摘み終わりました。 綺麗な花を摘んで地面にぽとぽとと、、、なんだか寂しくなります。

作業中に林檎の蜜を集めているミツバチを発見!!こうやって受粉するんですね!

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花は甘い蜜で蜂を誘い、受粉を手伝ってもらう。蜂は受粉を手伝っているつもりはなくても、食料の蜜を集めていると知らず知らずに受粉を手伝ってしまう。
一見良い関係に見えるけど、まるで可愛いお姉さんの掌で転がされているようだ。
まさしくハチとミツ♪
うらやましい!!

摘み終わったあとの地面は、まるで桜が散った後のようです。

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どうしてこんなことをするのかというと、一つの花から実る林檎に栄養を集中させて、大きくて美味しい林檎にするためらしいです。
人も一度に5つのことを勉強するより、一つに絞って勉強したほうが身になることが多い、林檎も人と同じですね! より良い林檎が実るために、果実ができてからも実を摘み取るみたいです。

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今日の作業はここまで、作業のあとは松村さんとお話をしました!
自分の農場にくれる人に感じてほしいことは何ですかと聞いてみると、

「いろんなことの背景を知ってほしい、背景を感じてもらうことは豊なことに繋がる。特に食べものは命の源であり、その食べもののことを知ることは大切です。」

と言っていました。
普段、自分達が何気なく食べているもの、しかし、その食べ物の背景のことを私達はほとんど知りません。
松村さんと話をしていると自分の知らない背景について教えられ、考えることがありました。

現在の乳牛の餌は、より健康で乳が出るようにと、海外からの飼料に頼り、大量の糞尿により地下水が汚染され、その水を飲む牛が病気になっていること、
安曇野の林檎でさえも農薬を使って(身体に害がないと言われている程度)、農薬を噴射して散布しているために大気中や他の野菜にも農薬が付いてしまうこと。もちろん、土壌も汚染されてしまうかもしれない。

しかし、農薬を使わないと、農家は虫や病気により生活できるだけの収穫ができなくなってしまうこと。
できるだけ農薬は使いたくないけど、自分達の生活ができるだけの収穫も必要なこと。
極論を言えば、収穫を増やす為に環境を汚せば収入が増え、環境を守れば農家は生活ができなくなる。

とても難しい問題だと思いました。しかし、自分達、消費者が食べものの背景を知り、値段が高くても身体に安全なもの、環境に優しいものを選択するように変化していけば、環境のことを考えている農家を少しでも助けることができるんじゃないかと思います。

松村さんはいろんな事を勉強し、出来るだけ農薬を使わないように努力をして、現在は農薬使用量を3分の1にまで減らしています。
そんな背景を知ったあとに食べる松村さんの林檎は、特に美味しく感じるんだろうなぁ。

また、今回のワークキャンプのサブテーマである~NO的暮らしから農的暮らしへ~について松村さんはこんなことも言っていました。
「農業はYES!!NOと言っていたら仕事にならない。雨が降ってもYES!!霜が降りて芽が枯れてもYES!!現実を受け入れてそこから何をするかを考えていかなきゃいけない。」

おー!!前向きで素晴らしいと思いました。確かに、自然には勝てません。今を受け入れこれから何をするか。
この考えは自分の日常にも取り込んでいきたいです。

たった半日の体験でしたが、松村さんの想い、たべものの背景を知り、自分の中の何かが変わる、そんな感じがしました。

是非、温かく笑顔の素敵な松村さんと美味しい林檎に会いに来てください!!

                    s-P5031882.jpg


また、おぐらやま農場に興味のある方はこちらもご覧ください。
http://www.ogurayama.com/

しげ


















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