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安曇野ワークキャンプレポート@加納班

 2009-09-29
こんばんは、非常に影の薄かったスタッフの宗一郎です!
やのっちに続き、加納班レポートアップさせていただきます。

安曇野ワークキャンプ
9月21日、加納班 報告&感想
メンバー、4名(男性2名、女性2名)

☆報告
午前:ジャガイモ(アンデスレッド)掘り、ごぼう掘り班.小豆収穫班
お昼ごはん:加納さん宅でピザ等をいただく。
午後:播種、草引き、間引き、水遣り
終了後:加納さん宅でかぼちゃプリンをいただく。

☆感想
我々、加納班は普段加納さんが行っていることをやらせていただいた。

ジャガイモ掘り…アンデスレッドという赤い色をした、さつま芋のようなジャガイモを取ったが、メンバー一同始めて見るジャガイモに興奮を隠せない様子。ねずみに食われていたりしていたため、場所によってよく取れたり取れなかったりした。

ごぼう掘り.小豆収穫…ここでは男女別れて、男性がごぼう掘り、女性が小豆収穫。ごぼうは、普通のごぼうより小さいサイズのもので楽勝!と思ったが、土が硬くて思いのほか悪戦苦闘。最初は楽しく話しながら掘っていたが、途中から真剣になり無言でやっていた。
小豆収穫は、細かい作業で時間内に作業を終わらせることの難しさを知り、こちらも最後は真剣な表情で収穫した。

休憩&お昼ごはん…この時間が4人にとって、この日一番の「収穫」となった。
休憩時間、加納さんがおっしゃった「飼い犬は飼い主に似る、という言葉があるが、農業も同じことが言えるのではないだろうか。種を蒔き、水を遣り、大事に育てていく、その過程で作物を作る人の愛情が伝わり、その人となりが育ち方や味となって表れてくるような気がする。」という言葉に我々一同、感銘を受けた。優しさと芯の強さを持っている加納さんの大好きな黒豆は、今まで食べた黒豆の中で一番美味しかったということは言うまでもない。
また、昼食は加納さん宅でいただき、加納さん一家と一緒に食卓を囲んだ。2人の愛娘は加納さんの足から離れようとせず、ずっと加納さんに乗っかっていて、奥さんもそれを微笑ましく見守っている。そんな、家庭愛を見ながらいただくピザは愛情溢れる最高のピザだった。

播種…この作業は腰にくる。農作業の大変さを再び知ることになり、途中で少しまとめて播いたりしたら、加納さんが後から一粒一粒播きなおしてくれた。プロの心はここでも表れた。

草引き.間引き.水遣り…ここで難しいと感じたのは、水遣り。全体に遣ればいいだけではなく、ある程度土に浸透するまで遣るということ。ホースの関係である場所だけ水浸しになったり、すぐ乾燥してしまったり。

終了後…再び、加納さん宅に戻りかぼちゃプリンをいただいた。かぼちゃの甘さと、家族の愛情を見て、我々4人は幸せな気持ちのまま帰路についた。

全体を通して…作業をやらせていただいた4人とも共通して「愛」ということを見させていただいた。農作物への愛情、家庭への愛情、現代の人が大切と言いながらもなかなか実生活の中では表しにくいこの感情が、素直に無理なく加納さんには現れていた。
それが、見られただけでも大満足の一日だった。
最後に加納さんへの一言!

「愛が十(あいがとう)」ある加納さん、「ありがとう!」(笑)

安曇野ワークキャンプレポート@中田家

 2009-09-28
安曇野ワークキャンプ
2009年9月21日(月) フィールドワーク@中田家
文責:矢野淑恵(やのっち)

安曇野ワークキャンプ二日目。
この日は、6つのフィールドに分かれて、
それぞれで農家さんや農的暮らしをしている地元の方々と農作業+農的暮らし体験。
私たちのグループ(あーにゃ、きよちゃん、やのっち)は、生粋の地元人である、
中田信一郎(りんご農家)さんにお世話になりました。

0909100080.jpg

信一郎さんは、地元の方から親しみをこめて『シンちゃん』と呼ばれます。
それは、信一郎さんがとても素朴で優しくて、人をほっとさせる力を持つ方であり、
そして同時に、心には熱い思いを持つ(芯が強い)人だからだと思います。
私たちメンバーも初めは「中田さん」でしたが、半日経った時には、
「シンちゃんさんorシンさん」といつの間にか呼んでいました。
言葉ではなく、オーラ(柔らかい空気)で、またさり気ない優しさで、
私たちに接して頂いたからだと思います。

そんなシンちゃんさんと私たちは、りんご園で待ち合わせることに。
朝9:00に望さん(増田望三郎さん・地球宿)の車で到着した場所は・・・・・、

りんごりんごりんご・・・!!!(なんだ、この木の形は~~~!!!)

本当にりんごがあふれるところでした。
目の前には緑豊かな山が、
頭上には秋晴れの気持ちよい青空が、
そして後ろには、まだちょっと旬には早いけどおいしそうなりんごが生っている木々が、
広がっていました。

scene.jpg


シンちゃんさんのお母さんがこんなことを言っていました。
「1年に4~5日、本当にキレイって日があるんだよ」っと。
私の感想で恐縮なのですが、私は今日がその美しい・キレイな1日だったんではないかと思います
他の日を2~3日しかしらないのですが、それくらい、気持ちの良い日でした。

午前中は、シンちゃんさんの自前畑で、
大根の間引き、葱の土寄せ、エゴマの収穫を行いました。
大根の間引きは、スイスイっと作業が進み、
横に生えていた、カラコショウ、ゴーヤ、ナスに一目ぼれ☆
そんな私たちの目線をキャッチしたのか、
「これもう食べきれないから、採ってもらえると嬉しいんだけど」と声をかけてくれる、シンちゃんさん。
そのお言葉に甘えて、次々と収穫をしては写真を撮り、
また収穫をしては食べ…と、思う存分、「そこにあるものを食べる」ことを楽しんだのでした。

vegetable.jpg


気を引き締めて、次は葱の土寄せ。
これは、汗をかく作業でした。
立派に育っている葱の白い部分を収穫まで保存するため、
どんどん伸びていくネギに周りから土を盛ります。

ひとり1列担当で、よーいドン。
シンちゃんさんは私たちの倍の速さで、そしてキレイに土を寄せていきます。
私たちは、キレイさがない。
変な所に力が入っているというか、ぎこちないというか。。

shinchan.jpg


普段は、この作業をひとりでされているというシンちゃんさん。
「2列寄せたら、いやになるんですよ」
1列でも、ハーハー言っている私たち。
農作業の地道さと、単純作業の積み重ねで私たちが口にする作物ができていることを実感しました。

ここで、早速10時の休憩。
地元の写真好きなカタギリ先生とお母さんも合流し、
冷たいお茶と自家製プルーンをいただきました☆
周りにはこれまたおいしそうな、栗が!!
ということで、栗拾いの始まり、始まり~~~。
実がパンパンにつまった栗を見つけては、興奮し、
また木にまだ実っている栗に石を投げて落としては、興奮し。
「栗でこんなにも喜んでもらえるとは思わなかった」
普段からそこにあるものをとって食べることが、自然であるシンちゃんさんにとっては、
栗でここまで興奮できる私たちが、不思議に、また面白く映ったのかもしれません。
  
break_time.jpg
 
kuri.jpg


最後は、エゴマの収穫。
今年初めてエゴマを畑に植えたそうです。
もともとここ安曇野では、エゴマを育てる習慣はなかったようですが、
シンちゃんさんの仲間であり、今回別の受入農家さんである津村さんから勧められたそうです。
植えたはよいものの、エゴマに手をかける余裕がなかったようで、
「かわいそうなことをしてしまった」と頻りに話す、シンちゃんさん。
「来年はもうちょっと手をかけなくちゃな」
作物への愛情を垣間見たのでした。

egoma.jpg


さて作業も順調に進み、お昼まで時間があった私たちは、「水源」を見にいくことに。
シンちゃんさんが住む三郷小倉地区の15~16世帯が共同で管理をしている、水源。
おじいさんの代から、この水を生活の一部として使っています。

water_shin.jpg

この水。
消毒など一切していません。
湧いている水をろ過しているだけの、天然水。
飲ませていただきましたが、カルキの味も、臭みも何もない!!
素のまんま、の味がしました。

今回、なぜ水源を私たちに見せようと思ったのですか?と聞くと、
「いやー、苦肉の策なんだよね。ぶっちゃけ、畑での作業が早く終わってしまい、
りんご園での作業もないし、どうしようかと思って。
今回の企画テーマが、農的生活だったから、
自分にとって、水って生活の中でとても大切なものだから、
今回の趣旨に合うかと思って。」

苦肉の策とご自身ではおっしゃっていましたが、
今回の企画テーマである
「農業の現場を体験し、食べ物を生産する農業者のナマの思いに触れること」ができたと思います。

水って生活に欠かせないものなんです。
私たちの身体の大半も水でできているように、
作物も水がなくては育たない。
そしてその水を生む、山がなければ育たない。
そして、その「水」によって(地域の人たちがお金を出し合い、共同で管理するため)、
地域が繋がり、豊かになる。
「水」からシンちゃんさんの生活が垣間見られたし、思いをしることができました。

water_kiyo.jpg


お昼は、お母さん手作り。
甘納豆のご飯、大根の間引き汁、サンマの甘煮、ウリの漬物…などなど。
お母さんの愛情が詰まったご飯は、どれもとてもおいしかったです。
おばあちゃんからも、枝豆を頂きました。
(あーにゃはウリの漬物に惚れ、お母さんから作り方を教えてもらっていました。そして帰りにウリも頂いていましたw。)

lunch.jpg


午後。午前中のエゴマ作業を片付け、
今日の夜に食べるりんごをいくつか確保する必要があったので、
様々な種類のりんご園を見に行くことに。

すでに収穫時期が過ぎてしまった、津軽りんご。
その横を車で通ると、な、なんと、3つだけ残っているではありませんか!
私たちのために残っていてくれたりんごたち(勝手な思い込みw)。
それでも、運命を感じましたね。
磨けば磨くほどぴっかぴかになるりんごたち。
シンちゃんさん、そしてお母さんが手塩にかけて育て、
気持ちがいっぱいに詰まったりんご。
りんごひとつの、おもみを感じました。

apple.jpg


実は今、りんご農家さんにとってはオフの時期みたいで、
りんごに関わる作業は草とりをちょこっとやらせて頂いただけなのですが、
りんごについて語るシンちゃんさんのお話がとても興味深かったです。

紹介文で、望さんがこんなことを書いています。
http://azuminoworkcamp.blog38.fc2.com/blog-entry-30.html

「小さい時から、自分が大きくなって仕事をするとしたら、りんご農家しかなかった。」
「りんご農家になることは当然のこととして、いつも自分の頭の中にあった。」

シンちゃんが育った原風景が、そのまま彼の天職となったのだ。


たった1日しか一緒に作業をしていませんが、
本当に、りんご農家になることが、安曇野の三郷小倉地区で家族と一緒に生活していくことが、
そして「仲間」の人たちと刺激し合いながら生きていくことが、
自然だったんだなぁ、と感じました。
特に、シンちゃんさんは仲間をとても大切にされていて、
私たちにも仲間がしている活動を見せたい!ということで、
竹内家(シンちゃんさんのお隣)と大浜家に連れて行ってくれました。
仲間って本当に、素敵ですね☆

apple_field.jpg
   

今回は、私たち3人の受け入れをありがとうございました☆
次は、手が足りない時に、足手まといにならない程度に、
葉取りや玉回し、収穫のお手伝いをさせていただきたいと思います。

family_picture.jpg

受け入れ先農家の魅力溢れる人紹介 その8 増田望三郎さん

 2009-09-15
こんにちわ!まぁ坊です!

いよいよ今週末にワークキャンプが迫ってきましたね!

さぁ遂に受け入れ先農家の紹介も大トリとなりました!

最期を飾るはワークキャンプの発起人であるゲストハウス『安曇野地球宿』のオーナー増田望三郎さん(通称、望さん)、を紹介いたします!!

…と、その前に…皆さんが宿泊する『地球宿』。一体どんな宿なのでしょうか?というのを簡単に紹介したいと思います♪


『地球宿』は地元の仲間やネットを通じて集まった人たちで改修した築80数年の古民家農家がベースとなった宿です。

スタッフは奥さんである悦子さん(朝ご飯担当)に、夕食担当の佐藤雅子さん(通称、まさちゃん)、坊さんと悦子さんのお子さんである風ちゃん(7歳)、光ちゃん(4歳)に愛犬ブチと豊富なタレント揃いです!

場を盛り上げてくれる風ちゃん、和ませてくれる光ちゃんには訪れる度にいつも、もみくちゃにされ…、捕まっては遊んで~遊んで~とせがまれます。

望さん3

眼鏡を取られてしまいました…(笑)

…かわいいのでついつい遊んでしまう…自分がいます(笑)

望さん2
※写真は昨年の冬に訪れた際の朝ごはん。悦子さんの大根のポタージュ(写真右)が大好きなんです♪パンも自家製なんですよ~。夕食のお米も、もちろん自家米です。

そして地球宿で取れた野菜をふんだんに使って作る悦子さんの朝ごはん、雅子さんが作る夜ごはん、これが、どちらも、とっても美味しいんです…。



訪れる度に「また来よう」と思える、

ふとした時に「また行きたい」と思えるほどに迎えて下さる皆さん、とっても素敵なんです♪

望さん1
※写真一番右が悦子さん、右奥が望さんで手前が風ちゃんです


そんな豪華スタッフで迎えて頂ける地球宿は我が家感覚のゲストハウスをコンセプトに、農業体験など様々なイベント体験が出来る、出会い、繋がり、発展するコミニュティ宿として安曇野を舞台に展開していっています。

イベントの例をあげると、ネイチャークラフトのワークショップや地球宿を利用したone dayカフェ、農業体験…と盛りだくさん!

宿としての宿泊でも出会いありですが…地球宿が企画するイベントに参加してもきっとまた沢山の繋がりが出来ると思います。是非参加してみて下さいね♪

僕はそのイベントの一つである田植えイベントに6月に行ってきました!その時の写真が以下の写真なのですが…。


田植え1



裸足で泥の中に入り泥んこまみれで田植えしたのは初めてて、とっても楽しかったです♪

機械を使わず手作業での田植えは大変でしたが、ひんやりとした水に浸かって泥の温もりに包まれて…手で一つずつ、土を感じながら植えていく作業は、「自然を感じる」作業そのもので、言葉に上手く表せない、清々しさというか、心地よさがありました。

天気もよくて本当に気持ちがよかったです…。


田植え2


イベント情報はイベントブログに随時アップされてきますので要チェックです!


また、他にも近隣の農家の方を受け入れ先とした援農ステイや、穂高にある自然分娩が出来る助産院(「ウテアキニ」)で出産したい!という方のための産前産後、出産長期ステイもありと、幅広く利用されています。


地球宿…恐るべしです。


そんな地球宿のオーナーである望さんは「農ある暮らし」をベースにした「心が通い合う出会いの宿」を大切にされていて、宿業と合わせてご自身で作物を育てていらっしゃいます。

そして初日の農作業は望さんが皆さんを受け入れて下さいます!ありがとうございます!


…と、ここまで地球宿を駆け足で紹介してきましたが、とてもじゃないけれど伝えきれない(笑)ので、地球宿のHPを是非覗いてみて下さい!

望さんがなぜ宿を始めたのか?その熱い想いと過程がそこに綴られています。これも要チェックです!


さて…


皆さん、ワークキャンプを目前に控えて、安曇野で「農ある暮らし」をベースにした生き方をされている望さんとは一体どんな人物なのか…気になりませんか??


ということで、望さんとはどういった人物なのか??「農ある暮らし」とは一体なんなのか???

お話を伺ってきました!是非読んでください!



■まず望さんの育てている作物はなんでしょうか??


望さん「お米、小麦、蕎麦、エゴマ、ブルーベリー、大豆、あずき…とあとは細々した野菜だね。ズッキーニ、きゅうり、冬はダイコン、白菜なんかもやっているよ。」


■作物はどのように育てているのでしょうか??


望さん「完全適当なりゆき増田農法です。そんな農法ないか(笑)。完全無農薬で育てています。」


■望さんにとっての半農半Xとは…?やはり…??


望さん「半農半宿だね。」


■望さんが宿を始められた「きっかけ」とは何だったのでしょうか??


望さん「東京時代に子供が2歳のときに(奥さんである)悦子さんから『どこか地方に移り住んで生産性のある暮らしがしたい』と投げかけられたのがきっかけ。」

「それまで東京で消費一辺倒の暮らしをしていた中で、どこか地域に移り住んで農的な暮らしをして生産のある暮らしをしよう、その中で子供を育てようというのがきっかけだね。」

「だから僕の農は生計を立てるための農というよりは生産のある暮らしをして、その中で喜びを持って生きよう、その喜びで子供を育てようというのがはじまり。」


なるほど…暮らしとしての農なのですね。


■現在、取り組んでいる事と、目標を教えてください!


望さん「取組んでいることは、地球宿を魅力ある宿にするということ…だね。」

「具体的な目標…イメージとしては…心を照らすような「光の宿」にしたいなぁ…。」

「ここに来て僕らファミリーや地元の仲間、泊まり合わせたゲストと一緒に過ごす中で、その人が自分自身でも気づいていないような、大切な願いや思い、心が照らし出されるような、そんな光り輝く場所にしたい。」


引き出す…という事なのでしょうか??


望さん「引き出す…という上から目線ではないなぁ。自分自身がここで幸せにくらして輝くように生きれば、ここに来た人は、それに照らされて、またその人らしくなる…、そのことで僕もまた自分らしくなっていく。お互い、そうやって共に生きていけたって感じかな。」


なるほど…。



■それでは次の質問ですが、なぜ安曇野を選ばれたのでしょうか??

望さん「おぐらやま農場の松村さんが昔からの友達で安曇野には年に数回遊びに来ていたんだけど、
彼らの生活に触れていくうちに、ああ自分もこういうところで暮らしていきたいなと思えたのが理由かな。」


■土地の探し方にポイントがあれば是非教えて下さい!


望さん「夫婦だったら…奥さんの意見を尊重しましょう(笑)。」

「悦子さんの選んだ土地で今まで決めてきたんだけど、選んできた土地は間違いなかった。」

「やはり女性の方がその感覚が優れているのか、とても信頼しています。」



■望さんにとって農業とは??


望さん「自分自身の心を、生き様を支えてくれるものかな…」

「もし僕が宿業だけだったらこんな展開ができていたかというとそうもなくて、やっぱりそこに自分が農に対して真剣に取り組んで暮らしを作っていく、食べるものを自分たちで作っていく、そう実践していくのが大切なんだよね。」

「東京時代に、何人かの農業をやっている友達、北海道の兄や松村さん、津村さんと…そういったところにワークキャンプみたいなことを企画して送り出そうと考えていたときもあって。
    
東京に住みながら人を繋げていくということだね。ところが北海道の兄にそういう話をしたときに『自分自身も実践者にならないとだめだよ』みたいなこと言われたことがあったんだ。」
    
 「東京にいながら自分自身が実践するものがない中で、人を集めて、あっちに送れ、こっちに送れ、という事をしても中身がないっていうことを言ってくれたのだと思う。」

 「当時は東京に過ごしていたし、東京を舞台にって考えていたから、そういうことが分からなかったけど、今、自分でこうして畑や田んぼのフィールドをもって、はじめて食べるものを生産する喜びというのが自分の実感としてあるんだ。」

「それをいくら東京で僕が農業っていいよと言ったとしても、それなりの言葉であったとしても、それは実感をもった感動ではなかったかなと。」

 「こっちにきて僕自身のフィールドをもって、苦労したり、半年なら半年かけてお米を作って、そういう一連の流れの中で大変さも知り、喜びも知り、その中で田植えにきてくれよと呼びかけたり、実際に来てくれた人に『山梨にもそういう人がいてさ…そこにも行ってみなよ』と繋げられる…」

「自分もフィールドを持つことで繋げるっていうことが、よりまた血が通うものになっていると凄く思うんだよね。」

 「宿やっていると色んな人が来てくれて、ここで夢を語った人がまた自分の場所で何かやり始めて、またその情報が入ってきて、それを、また紹介していったり繋げていったりと、東京でやろうとしていたことと似てるっちゃ似てるんだけど、自分にそのベースがあることが、すごく大きなって思う。」

「兄が言っていたことはそういうことだったのかな…って今になって思うよ。」


■実際の農と宿業の割合と、自分の気持ちとしての理想はどのくらいなのでしょうか??


望さん「よく悦子さんからはこれ以上増やさなくてよいよと言われる(笑)。畑とか。もう、宿がやれなくなっちゃうよと。」

「畑に追われて、ゲストが来ているのに、ほっといて畑にいっちゃうみたいなことは宿をやるという意味からいうと本末転倒だけど、逆に、だからといって農業のない宿をやっていたとすると中身が薄いものになっていくと思うんだよね。」

「大事にしたいベースの部分という想いが農に対してあって、それがあってこそ人を迎え入れる喜びがあるし、伝えたいものもあるし、といった意味では農の方が強いかな。」

「実際にやってきて、この5年間、そんなに農業にそこまで興味がなかったのにやっぱり楽しんでいる自分もいる。実際に稔ってくるのがうれしいし、季節の移ろいも感じながら、普通に歩いていて田んぼが実っているのをみるといいなと思ったり、そういった部分で自分が農人になっていることを自覚してるなぁ。それは東京時代では考えられなかったことだね。」

「というのと、じゃあ農業だけやっていればよいかというと、それはNOで、絶対満足が出来ない。(笑)」

「地球宿という場があって、そこでこうやってみんなと企んで、出会ってそこで何かが生まれて、というのがたまらなく楽しい…ので比と言われるとちょっと難しいね。」


並列できるものじゃなくて、農っていうのが生きることなんですね。


望さん「そうだね。物理的な割合では捉えられないね。」


この宿は農業なしには考えられないし、そもそも農業っていうのが生きることそのものだからベースであって対比できない…。


望さん「農のある暮らし、生産のある暮らしという暮らし方であり、生き方なので切り分けできないね。」

「それをベースにして出会う場を心の通いあう場を作り出したいという『生き方』かもしれない。」


なるほど!


■宿はじめるまでの葛藤、苦労と、宿をはじめてからの葛藤、苦労を伺ってもよろしいでしょうか…。


望さん「宿はじめるまでは物件がなかなか見つからなかったのがやっぱり当時は苦悩だったし焦ってたね。」

「宿をやるつもりで移り住んできたのになかなか物件が見つからなくて、お金もないし…ほんとに地元に眠っているような家を好きなように使っていいよと言ってくれる人と出会うしか方法がなかった。」

「最終的に出会うことが出来たんだけど、出会うまでは早く宿をやりたいという焦りがちょっとあったね。」

 「農的な暮らしをしながらも宿を存分にやりたいって思ってたね。でも、見つかるまではワークキャンプも宿がないなかでやっていて、宿という形はなくともやりたい中身が自分の中ではっきりあったからやれたんだよね。」

「そういうことを経ながらも、やっぱり早く存分にやりたいということで自分の場所を見つけたかったね。」

「3年目の終りに見つかったんだけど、今にしておもうと、見つからなくてよかった。」

「もし簡単に見つかれば簡単に箱(宿)が出来て、たぶんやっぱりそれは中身が薄いものになっていただろうなぁ。」

「なかなか見つからない間に色んな人に出会って、こんな宿をしたい!と語っていったんだよね。語ればその人が何かを拾ってくれるし、そういうふうにして人のつながりとか想いの共有とかが進んで、物件が見つかったときに一緒にやろうぜ、集まってきてくれた仲間がいてくれたんだよね。」

「今にしてみれば、いつ始めるかというよりも、どれだけ過程を作れるかということが大事だったね。」

「はじまってからの苦悩は、いかに家族が満足できる暮らしが出来るかということ。家が職場なわけだけど、地球宿というスペースと家族というスペースのバランス…だよね。自分のやりたいことをやりつつ、『家族の暮らし』をどう支えていくか。」


『農ある暮らし』の中の根幹に家族がある…。『家族の暮らし』。とても大切なことですね…。



■最後に農を目指す若者にメッセージをお願いします!


望さん「畑は思う存分にやれるフィールドだと思う。ためらったり、はすにかまえたり、照れたりしないで自分を解放して向き合える場所。」

「畑に真剣に取り組むことを通して自らを縛り付けているものを解き放った世界を味わってほしいし、生産する喜びを一緒に味わいたい。」

「田植えや稲刈りの時にやってきて作業をし、喜んでくれる人がいるけれど、一番うれしいのは、米づくりの一連をやれる自分だと思う。」

「種を播き、苗を育て、植えて、雨の日も風の日も田んぼに通ってずっと見守ってきて、稲刈り、はざがけ、脱穀。そして最後は美味しく食べる。手をかけた子供はかわいいというけれど、農業ってそういうところがあるよね。」

「その一連の流れの一過程でもいいから一緒になって味わおう!、一緒に味わいたい!という感じかな。」


望さん、お忙しい中インタビューに答えて下さってありがとうございます!


望さん曰く、「あとは生の地球宿をみてくれ!!(笑)」だそうです(笑)


当日はみんなにスポットライトがあたり、みんなが光り輝き、心を通い合わせた出会いの場となるよう、スタッフ一同力を合わせて頑張っていきます!

いよいよ今週末です!

皆さん、楽しみにしていて下さいね!

受入れ先農家の魅力溢れる人紹介 その7 加納将人さん

 2009-09-14
今回のワークキャンプでの受入農家さんの中で、
もっとも新しく就農されたのが加納将人さんです。
独立したのは今年の春。屋号もまだ決まっていません。

現在は地元のお米農家さんの手伝いなど農業のパートをしながら、
自身の畑で大豆やお米などを耕作しています。

DSC00808.jpg

最新の新規就農者ということで、その点では参加者に一番近い存在です。
特に参加者の中で、これから実際に就農しようと考えている方は
加納さんの話は大いに参考になるのではないでしょうか。

これからどのようなビジョンを持って、どのような農業をやっていくのか?
加納ファミリーの農業&農的生活をぜひ応援してください。

かけだしのかけだし、そんな新米農家の加納さんと一緒に
作業をしたい人はぜひ行ってみてください。


受入れ先農家の魅力溢れる人紹介 その6 桧(ひのき)農園 桧原大さん

 2009-09-14
実家は農家ではないのに、おじいちゃん、お父さん、そして本人大(まさる)さんと
親子3代にわたって農業を始めたのが桧(ひのき)農園の桧原ファミリーです。
今回の受入農家ではみなさん安曇野市三郷在住の農家さんの中で、
大さんは唯一豊科在住です。
現在はお父さんは地元有名旅館のもつ農場で専属で働かれていて、
大さんが桧農園の主として頑張っています。

0909140108.jpg

栽培品目は豊科が産地である玉ねぎや人参、そして梨や栗などの果樹もやられています。
また珍しいところではマコモダケを栽培しています。
「マコモダケって?」という人はぜひ桧農園に行ってみてください。

秘めた思いを旨に地道に農の道を進む桧農園の桧原大さんと
一緒にいい汗を流したい人はぜひ行ってみてください。
農作業をたくさん用意して待っているそうです。
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